これらの治具は、万能材料試験機で剥離、突き刺し、破裂、および摩擦係数試験など幅広い試験が実施できるよう設計されています。
90°一定角度剥離治具
90°一定角度剥離治具は、ベアリング付きのスライド板で構成され、ケーブル、滑車によって試験機のクロスヘッドに接続されています。スライド板には基板を固定するためのクランプが設置されており、いろいろな幅の基板に対応しています。
可変角度剥離治具
可変角度剥離治具はベアリング付きのスライド板で構成され、ケーブル、滑車によって試験機のクロスヘッドに接続されています。スライド板には基板を固定するためのクランプが設置されています。いろいろな幅の基板を固定できます。
概要 | |
カタログ番号 | 2820-036 |
関連規格 | ASTMB571、ASTMD2861、ASTMD3330(メソッドF)、ASTMD6252、ASTMD6862 |
剥離角度 | 30°, 45°, 60°, 90°, 130°, 150° |
最大荷重 | 1 kN |
最大基質幅 | 130 mm |
最大基質長さ | 250 mm |
90°空気圧式剥離治具
カタログ番号CP133318
カタログ番号CP133318
90°剥離治具は、オペレーターによる試験片の位置決めと固定を素早く、一貫性を持って行えるようにするとともに、最初から最後まで90°の角度を維持できる設計となっています。この治具によって試験片の固定および位置決めの補助手段が改善されます。制御とセットアップを手動で行う標準的な剥離治具と比べて、再現性と処理能力が向上し、オペレーターの労力が減少します。このような利点から、手動での調整と固定を必要とする標準的な90°剥離治具よりも、空気圧式の方が望ましい選択肢となります。
お問い合わせ摩擦係数測定治具
摩擦係数測定治具は、水平テーブルとスライド板から構成されています。水平テーブルとスライド板は試験材料で覆われます。ワイヤーはスライド板から滑車を介してロードセルに繋がっています。治具は試験機の床面に取り付けられ、クロスヘッド/ロードセルが移動すると、スライド板は水平テーブル上を動きます。
静的および動的摩擦係数が測定できます。静的摩擦力は、荷重曲線上で最初の極大ピーク(力)から導かれ、動的摩擦力は、予め定められた2点間の平均力から導かれます。摩擦係数は、測定された摩擦力とスライド板の重量から算出されます。
フローティングローラー剥離治具
治具は2つのローラーで構成され、回転可能なアダプタにより試験機に接続されます。これにより、荷重が加わるとすぐ治具と試験片のアライメントがとれ、治具の中心と荷重の中心が一致します。クロスヘッドが移動することにより試験片を引張り、剥離試験を行います。
治具には2つの異なるバージョンがあります。1つはASTMD3167に、もう1つはISO4578、EN2243-2、EN1464規格に準拠しています。規格は非常に似ていますが、指定された剥離面積寸法とローラーベアリングの直径には若干の違いがあります。差異は少ないですが、試験結果にばらつきが生じるおそれがあります。
ジャーマンローテーティングホイール
この治具は、直径幅152mm、幅25.4mmのベアリングマウントホイールで構成されています。クロスヘッドが引張方向に駆動されると、荷重はテープの荷重または剥離被覆がホイールに対して引っ張られるシステム測定に計量されます。ホイールは回転することにより、90°の剥離角度を一定に保ちます。
破裂/突き刺し治具
治具は試験機のベースに取り付けられたクランプ機構を有するフレームから構成され、プローブはクロスヘッド/ロードセルに装着されます。この試験では、破損するまで低速度で試験片にプローブを挿入します。この試験により、最大荷重、破壊荷重、貫通距離、および破壊までのエネルギーを求めるこができます。
ASTMD5748-95、D4649に準拠した突き刺し治具
治具は試験機のベースに取り付けられたクランプ機構を有するフレームから構成され、プローブはクロスヘッド/ロードセルに装着されます。この試験では、破損するまで低速度で試験片にプローブを挿入します。この試験により、最大荷重、破壊荷重、貫通距離、および破壊までのエネルギーを求めるこができます。
包装材料の突き刺し治具
治具は試験機のベースに取り付けられたクランプ機構を有するフレームから構成され、プローブはクロスヘッド/ロードセルに装着されます。この試験では、破損するまで低速度で試験片にプローブを挿入します。この試験により、最大荷重、破壊荷重、貫通距離、および破壊までのエネルギーを求めるこができます。