Bluehill® Fracture
破壊試験、解析とレポートの簡素化
Bluehill Fractureはインストロンの破壊特性検証専用ソフトウェアです。主要な国際規格に準拠する金属の破壊靭性検証のために、試験機制御、データ解析およびレポート作成を行うことができます。
インストロンは亀裂伝播および破壊靭性に関する試験装置の主要サプライヤーとして、シンプルで、試験時間を短縮しつつも、正確で再現性の高い試験結果を提供します。Bluehill Fractureソフトウェアパッケージがそれを実現します。
試験手順はカスタマイズすることができ、最終的なレポートを生成するまでに必要となるステップを段階的にガイドし、各ステップでのデータ入力を最小限に抑えることで時間を節約します。
包括的な画面上の操作ガイドや自動的な試験後の解析・レポート作成ツールにより、オペレータのスキルや操作方法のトレーニングを低減します。
加えて、ソフトウェアのレイアウトや用語及び試験進行は、Bluehill Universal(静的試験ソフトウェア)のような他のインストロン製ソフトウェアパッケージと共通です。
Bluehill Fracture DCPDソフトウェアの最新テクノロジーをご紹介します。以下をクリックしてアップグレードのご検討をお願いします。
是非アップグレードのご検討をよりシンプルに
試験の設定時間を短縮します
標準装備されたメソッドを使用して試験する場合でも、独自にカスタマイズする場合でも、必要なメソッドを作成するためのツールがBluehill Fractureに付属しています。
メソッドの定義
Bluehill Fracture独自の試験手順により、試験は論理的な段階に分解され、試験メソッド作成者は試験の前、途中、後のデータ入力の処理を管理することができます。
- カスタマイズ可能な作業手順
試験手順は、必要に応じて、分かりやすくシンプルまたは完全に詳細なものとすることができます。操作ガイダンスを追加して、試験全体を通じオペレーターをサポートすることもできます。 - 直感的なインターフェース
最新の操作性は、直感的で分かりやすいため、トレーニングの削減と指示の簡素化が可能になります。 - 時間の節約
メソッドのステップは、試験タイプとオペレーターに合わせて調整でき、時間を節約し、エラーを低減できます。
よりスマートに
結果をより早く生成します
Bluehill Fractureは使い易いたけでなく、解析やレポート生成にも多くの先進的な特徴があります。
試験の実施・解析
破壊靭性試験の実施と解析は、Bluehill Fractureを用いた場合驚くほど簡単に行うことができます。
実行する試験メソッドを事前に定義されたリストまたは独自のカスタマイズされたメソッドから選択し、Bluehill Fractureが定義した試験前データの入力を終え、準備が整うと、ソフトウェアは予亀裂(必要な場合)を与え、最終的に破壊試験を実行します。
事前に設定された材料特性および予亀裂目標はオペレーターの入力を減らし、試験処理能力を向上します。
ソフトウェアは、データ入力、グラフ作図、結果計算を通してオペレーターをガイドします。
Bluehill Fractureのレポートおよび出力機能により、サマリーレポートの作成が完全に自動化されます。
より安全に
ユーザアクセスの制御と結果の確認
有効性の確認では、試験が事前定義されたパラメータ内にあることを確認します。一方、セキュリティ設定では、上級ユーザが重要な設定を含むメソッドの領域を保護できます。
解析
Bluehill Fractureのレポートおよび出力機能により、サマリーレポートの作成が完全に自動化されます。試験後のレポート段階で追加のデータ出力および操作を回避することにより、複雑な操作や時間およびエラーを低減します。
テキスト出力形式のサマリー又は、お客様独自の書式にカスタマイズされたPDFレポートのどちらが必要かに関わらず、Bluehill Fractureには、マウスボタンのクリックでにこれを実施する機能があります。
- 自動的な妥当性チェック
Bluehill Fractureは、審査可能性のために、値の要約確認と詳細な内訳及び参照節の両方を提供します。妥当性チェックは項目化され、達成値と許容リミットが含まれます。 - ユーザー・アクセス
アカウント設定は、試験室内で誰が試験メソッドを変更およびアップデートできるかを制御します。 - 最新状態を維持する
最新の改訂版として規格ライブラリーを維持活用するには簡単なアップグレードが必要です。
試験制御とメソッドの設定は、機械的コンプライアンスベースのメソッドと類似しており、生データも同様に保存されます。信号ノイズは、DCPDシステムの前置増幅および状態に大きく依存するため、亀裂進展中の読み値を安定させるために、追加の平均化機能が利用可能です。
破壊靭性の測定用に補正された変位はメソッド内に保存されているユーザー指定のコンプライアンス係数より計算されているため、異なるロードストリングに対しても正しい解析を行うことができます。J-daプロットを生成するための設定可能な間隔で、V0測定のための手動および自動化されたメソッドが提供されます。
DCPD測定のサポート
- X軸またはX/Y軸はどの様な調節器からの0~10Vの信号入力を受け入れます
- 予亀裂および疲労亀裂進展実験のための亀裂長さのライブ計算
- 試験中の基準電圧の自動設定
- ユーザ定義の電圧-亀裂長さの関係
- E1820付属書18によるJIcの試験後解析
さらに詳しくは
自動生成された試験片形状や材料特性の入力を取り込むオプションなど、試験室情報管理システムとの統合をサポートする様々な機能が利用できます。
Bluehill Fractureモジュールは、亀裂伝播、延性破壊、脆性破壊、亀裂長さ測定および試験片形状に関するすべての一般的な試験規格(ASTM、ISOおよびBS)をサポートします。事前に定義された規格(ASTME647、ASTME399、ASTME1820、ISO12135など)で試験することができます。
Bluehill Fractureの最新の標準適合性についてはこちらをクリックください
Bluehill Fractureは、新しいElectroPuls™および油圧サーボシステム、ならびにWindows 7または10で使用する8800または8800MTコントローラーを搭載した既存の動的試験システムのいずれでも使用できます。