アプリケ―ションソフトウェアのCrashSimは、インストロンのスレッドシステムで行われる衝突試験の準備、実行、モニタリング、解析、そして報告書作成に利用できます。このユーザーアプリケーション志向のソフトウェアは、世界中のユーザーグループの協力で常に改良されています。
CrashSimは直観的な操作が可能なので、説明がいらずその操作にも特別な知識は必要ありません。ユーザーインターフェースは、Windows 7の基準に適合しています。
以下に示されるアプリケーションに必要となるパラメータの設定とバルブ構成は、制御システムに保存され、試験方法が選択された時にCrashSimにより自動的に設定が行われます。
- 前面及び後面衝突シミュレーション
- アクティブコントロールピッチングを伴う前面衝突シミュレーション
- 側面衝突、ポール衝突シミュレーション
- 側面衝突シミュレーション
- むち打ち試験 - 低速後面衝突試験
高度に自動化されており、効率的で生産性の高い試験ができます。
基本バージョンであるCrashSim 5.0には以下の機能があります。
- パルスデータの入力およびフィルタリング
- 加速度の時系列波形からのドライブ信号の計算
- すべての周辺システム(エアバッグ点火装置、データ収集装置、カメラシステム等)の制御
- 試験の実行
- 試験結果の評価
- 将来の使用に対しての試験パラメータのデジタル保存および検索
- プロセスディスプレイを用いてのシステム状態の表示
改良拡張バージョンであるCrashSim 5.1にはインストロンが開発した新しいイタレーションモデルが取り込まれ、これにより必要となるイタレーションの回数が大きく削減されました。また、このバージョンにはCrashSim Officeソフトウェアモジュールがあります。このモジュールでは、カタパルトシステム用の駆動ドライブ信号の生成までの試験パルスを外部で処理することが可能です。これまでシステムを用いて試行ショットで行われていたf88883結果波形の予測が、今ではCrashSim Officeを用いてオフラインで行うことができます。これにより、このような作業の日常的な試験操作を軽減し、システムの生産性が上がります。
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