自動接触式伸び計
本製品は、高品質規格への要求事項に答えつつ、安全な作業を維持しながら、能率と収益を最大化するための試験片処理能力を向上するご要望に対応することができます。規格の要求は、材料試験のルーチン的作業においても、試験の速度や信頼性、精度へ影響を与えています。AutoX750(カタログ番号 2665-750)は、この要求をサブミクロンの精度で満たすことができる自動長伸度伸び計です。自動化された標点距離位置決めから試験片への取り付けが行えるため、より安全で単純化された試験ルーチンの利点を体感いただけます。試験現場では従来型のクリップオン伸び計では時間のかかっていたセットアップに比べて試験サイクルの時間短縮とマニュアル操作による重要な試験におけるデータのばらつきを排除できます。
動作原理
AutoX750は、インストロン3360、3380、3400、5500、5960、5980、6800シリーズ電気機械式試験システムおよびLX、DX、HDX、KPX静的油圧式試験システムに取り付け、USBインターフェイスを介してBluehill® Universal試験ソフトウェアにより制御することができます。このソフトウェアでは、アームの自動標点距離設定やアームの基準位置の設定、および試験前後におけるアームの開閉を簡単に行えるため、使いやすい試験設定が可能です。
カウンターバランスされた測定アームは事実上無重量であるため、試験中の材料特性への影響は除去されます。モーター駆動の測定アームは、毎回正しい位置と標線距離に自動的に移動します。
アプリケーション範囲
AutoX750の高精度な測定により、金属、プラスチック、複合材料等すべての材料に対応できる理想的な伸び計となっています。弾性率、Offset Yield, 破断までの塑性伸び(非比例)、および金属試験片のN値とR値を含む種々な計算値を正確に求めます。
AutoXBiax(カタログ番号2665-751)は、軸方向と横方向ひずみの両方を同時に測定する自動化された高精度測定装置です。AutoXBiaxは、AutoX750と同じ高精度光学測定システムを使用して開発されたもので、鋼の塑性ひずみ比(r-値)を測定するために特別に設計されており、ISO10113、ASTME517、JIS Z2254等、現在の規格基準を上回る結果を得ることができます。AutoXBiaxは、3382Aおよび5900シリーズ・システムに対応しています。
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