ねじ式サイドアクショングリップ
幅広い材料・試験片タイプの引張試験用
ねじ式サイドアクショングリップは、幅広いアプリケーションで試験片を把持できる非常にシンプルで効率的なグリップです。デュアル・アクティング設計は、さまざまな試験片の厚さに対応するようにフェースの位置調整が可能です。これにより、引張力の軸心がグリップ本体軸心と同一に保たれます。交換可能なグリップフェースは平滑面、ラバーコート、やすり目面等の様々な種類とサイズから選択可能です。
見積もり依頼
2710-100 シリーズ|荷重容量:10N-10KN
動作原理
2710-100シリーズのデュアル・アクティングねじ式設計は、厚さ46mmまでの試験片に対応しており、ラップせん断タイプやコンポーネント試験などの不規則または非対称試験片用にオフセットが可能です。グリップ側面のねじノブには、手締めを容易にするためにローレット加工が施されており、容量が高い場合はねじノブの六角穴にて、六角レンチまたはトルクレンチを使用することが可能です。グリップフェースキャリッジに刻印された目盛りは、試験片取付時の軸芯合わせに有効です。
アプリケーション範囲
- 適応試験:引張、静的/引張—引張の繰り返し試験。(高サイクル動的疲労試験には適しません)
- 試験片材質:プラスチック、金属、布、織物、紙、薄板、箔、ワイヤーなど
- 試験片形状:コンポーネント、丸棒(ワイヤー)、および平板試験片
荷重容量オプション | カタログ番号 |
---|---|
100 N | 2710-111 |
500 N | 2710-112 |
1 kN | 2710-113 |
2 kN | 2710-114 |
5 kN | 2710-115 |
10 kN | 2710-116 |
高精度ねじ式サイドアクショングリップ
素早く交換できるフェース
素早く交換できるフェースの設計により、工具やピンを使わずに、すべてのフェースを秒単位で片手で交換することができます。
アライメントしやすい設計
彫刻された目盛りを持つキャリッジは、試験片の軸芯調整を容易にします。自己調芯フェースは、試験片の不規則性を補正します。オプションの試験片調芯治具(アライメント治具)を使用すると、オペレータがグリップの中心に試験片をセットしやすくなるため、再現性が向上します。
汎用性
広い開口部で、幅広い試験片の厚みと特殊なコンポーネントに適しています。フェースとグリップ本体の間隔が広いので、試験片の挿入が容易です。
多様なフェース
ラバーコート、ヤスリ目、フラット、ブレーキライニング(HFC)、ラインコンタクト、波目、V溝ヤスリがご利用いただけます。