2527シリーズロードセル「Dynacell ™」

油圧サーボ試験機での疲労試験中に、システムの構成機器は加速度を受けます。その結果、ロードセルは標準片に加えられる荷重に加えて、ロードセル自身の動きと、試験機に取付けられたグリップや固定治具などの質量による慣性力から生じる荷重も読み取ってしまいます。 

Dynacellは、動的荷重を測定する為に設計された世界初の正しい動的荷重を測定するロードセルです。Dynacellには以下の利点があります。: 

• 荷重測定値のエラーを大幅に低減します。
• 試験の信頼性を維持しながら、より高い周波数での試験を可能とし、生産性を向上します。 
• 一般的に周波数を2倍に向上することが可能です。

Dynacellはロードセルの中心（試験機の試験軸芯）上に加速度計を直接取り付けています。これにより中心から外れた荷重に起因する加速度の読み取りエラーのリスクを低減します。 

また以下の利点がございます: 

• 加速度計が荷重ライン上にあり、振幅と位相の両方の誤差を排除します。 
• 自動セットアップは1分未満で完了できます。 
• 異なるオペレータであっても、設定に一貫性と信頼性が得られます。 

ご自身で実施する場合は、この機能をオンまたはオフに切り替えたり、手動で補正係数を設定することができます。 試験片に真の力を加える為、結果的な信号がロードセル信号から差し引かれます。

• インストロン 2527シリーズDynacell動的ロードセルは、8800シリーズコントローラと共に使用すると、ISO 75001 1、0.5等級、ASTM E4、EN10002 Part 2、JIS（B7721、B7733）およびISO 10002パート2の要件を満たします。