打ち抜き試験メソッド

打ち抜き試験は、突き刺し抵抗試験とも呼ばれ、製品または材料が耐えることのできる突き刺し圧力およびエネルギーに関するデータを提供します。

打ち抜き試験の実施方法
打ち抜き試験メソッドは、落錘衝撃試験規格ISO 6603およびASTM D3763で記述されています。

突き刺しのアイコン

落錘衝撃試験機は、ガイド付きストライカーにより、試験片の中央に対して垂直に衝撃を加えます。タップまたはストライカーインサートには、適切な直径(例:20 mm)を持つ半球状のストライキングインサートが装備されています。タップホルダーには追加のおもりを取り付けることができます。空気圧で動作する、適切な直径(例:40 mm)の締め付けリングで固定された、円形または正方形の試験片を使用します。

打ち抜き試験メソッドは、いわゆる打ち抜きエネルギーを評価するための多軸衝撃試験です。材料および試験手順に応じて、試験片は貫通、初期亀裂、破損、故障破損などの損傷を示します。薄板、薄膜、溶接管を試験する場合には、装置付きのタップを使用して、圧力と変形の関係を電子的に記録すると、データの取得が大幅に強化されます。




CEAST打ち抜き試験

タップインサートと試験片の間に発生する摩擦の悪影響を最小化するため、インサートの先端に潤滑油を使用することがISO 6603-2で推奨されています。9450落錘衝撃試験機には、自動的かつ反復的な潤滑油の使用を保証する、自動注油装置を装備することができます。

サポート治具および試験片を収容する恒温槽を使用して、試験室の標準的な室温でも、低温または高温でも、打ち抜き試験を実施できます。条件と温度を変更し、任意の衝撃速度による試験を制御下で行うことにより、ほとんどのプラスチックに関して、延性から脆性への故障モードの遷移を判別することができます。インストロン9440および9450落錘衝撃試験機にオプションの恒温槽を装備し、0°以下/以上で打ち抜き衝撃試験を実行できます。


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打ち抜き試験の生産性を高める方法

打ち抜き衝撃試験を大量に実施する場合、高い生産性を保つのが困難になりがちです。 インストロン衝撃試験機9450 には、手動回転式の試験片フィード装置、または自動試験片フィード装置のいずれかが装備されています。どちらの装置を使用しても、手動試験で必要となる反復的なオペレータ操作が減少し、生産性の向上につながります。

自動試験片フィード装置を使った打ち抜き試験



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