MPXシリーズ振子式衝撃試験機
振子式衝撃試験システム専用の Bluehill®ソフトウェア
新しいBLUEHILL IMPACTソフトウェアを搭載したインストロンMPX電動振子式衝撃試験システムは、金属試験片のシャルピーおよびアイゾット試験規格に最適なシステムです。300~900ジュールの荷重容量範囲でラインナップされています。MPXは効率的かつ簡単に操作ができ、高荷重試験に適しています。試験空間は完全に密閉されており、ヨーロッパのCEマークおよびISO13849の厳しい要件を満たす、統合保護および安全制御システムを使用しており、お客様のオペレーターに優れた安全性を提供します。
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安全設計 | 幅広い用途に | 簡単操作
特徴とメリット
- 標準的な荷重容量として、300、450、600、750、および900ジュールをご用意
- 安全扉の閉鎖時に自動的に試験を開始するため、効率的で、非室温試験の試験に最適
- 交換可能なハンマーウェイト(オプション)は、ハンマーシャフトを取り外さずにシステムの荷重容量を容易に調整可能
- 電動ハンマー持ち上げと試験開始位置への自動リターン機能により、高い生産性と高いオペレーターの安全性を実現
- ハンマーブレーキ、クラッチ、ラッチ機構が素早く反応し、動作を高速化
- インターロック付き保護カバーは、扉が開いているときにハンマーをリリースしないため、オペレーターを保護
- 調整可能なラッチ高さにより、より低いエネルギーおよび低速度での試験にも適した設定を追加
- 標準の基本設計はASTM及びISOの要求に適合
- シャルピー圧子インサートとストライカーは、さまざまな国際試験規格に適合するように選択可能
- MPXは、ASTME23、ISO148、EN10045、GOST9454、AS1544、JIS Z2242、JIS B7722に適合する試験が実施できます。
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振子式衝撃試験機のソフトウェア
インストロンで既に実績のある静的試験用Bluehillソフトウェアのプラットホームを搭載したBluehill Impactは、パワフルな最新の衝撃試験機用ソフトウェアです。Bluehill Impact は、タッチパネル操作用に設計され、精巧にデザインされたインターフェイスとなっています。大型のタッチポイントと直感的なジェスチャーを特徴としており、従来よりもさらにシンプルに、さらにスマートな操作が可能となりました。Bluehill Impact は、インストロンの前バージョンの衝撃試験ソフトウェアの能力や柔軟性を高めただけではありません。予め準備された標準的試験メソッドや、デジタルデータも表示されるリアルタイム表示のアナログ指示計を備え、より使いやすくなった試験結果レポート、データ出力機能など、多彩な高度機能を備えています。
システムチェック
シンプルな3ステッププロセスにより、オペレータは選択した間隔でシステムチェックを実行できます。
- 目視検査
- ゼロ摩擦検証
- 風損・摩擦損試験
オペレータがこの3ステップチェックを実行することで、確実に正しい試験を行うことができます。
実時間のモダンなダイアル
リアルタイム表示のアナログ指示計は、従来式の衝撃エネルギーの読取りをシミュレートする現代的な機能です。
- 吸収エネルギーのデジタル式読取りへの統合
- 矢印は、振子式衝撃試験機の現在位置を示します。
- 試験の吸収エネルギーのアナログインジケーター
- 不合格の試験の場合は、ダイアルが赤色に変わり、結果がユーザー定義許容範囲から外れていることを表示します。
- データに視覚的に表示される合格基準
試験結果の先進出力機能
試験室情報マネジメントシステムに統合するための、完成度の高いPDFレポートまたはカスタマイズされたファイルが必要な場合も、Bluehill Impactの出力機能は、レポート、ユーザー入力、生データ、グラフ、その他情報に柔軟に対応します。
TrendTracker(トレンドトラッカー)
TrendTrackerビュワーを使用すると、試験片のプロパティ、試験パラメータまたは計算結果に基づいてBluehillの試験片を検索できます。ファイル検索やコピー/ペーストは不要です。
自動出力
Bluehill Impact、Bluehill 3およびBluehill Universalの試験プラットフォームはすべて、試験の終了時に様々な試験パラメータおよび結果をデータベースに自動出力するように設定できます。衝撃試験機を万能材料試験機と同じデータベースに接続して、異なる試験機間や試験室間でデータを検索することが可能です。
トレンドの並び替え、グループ化、可視化
テーブルビュー内で、コラムヘッダーをグループ化面積にドラッグするだけで、任意のコラムでデータをグループ化できます。また、平均値や標準偏差などの記述統計をサブグループやデータセット全体に適用することもできます。Xbar-RまたはXbar-Sチャートのような管理チャートを作成し、規格リミットに対して製品質がどのように測定されるかを確認します。