課題
試験対象部品には、多数の形状およびサイズがあり、最適な試験方法と該当試験システム構成の選択は、試験技術者にとって日々直面する課題になっています。今日の試験ラボは、多数の試験をこなさなければならず、日常的に試験システムを構築また分解する能力が必要になっています。
力ベクトルやチャネル間の位相整合を考慮しつつ、荷重を供試体に確実に正しく負荷することは複雑な仕事です。これに加えて、試験装置をどのように構成し、供試体の変形や破断の影響を検討することが必要であり、間違いなく重要な課題になります。
インストロンのソリューション
インストロンでは、広範囲の標準試験フレームや、コーナーブラケット、入力伝達モジュールを用意しており、ユーザーが課題に対応できるモジュール方式や柔軟性を提供しています。このようなモジュールは、CAEツールを用いて開発され、高い剛性を持ち、試験振動数領域において問題となる固有振動数を回避するように設計されています。機械的試験対象の部品が一旦セットされると、試験システム構成および、油圧、センサは、RS LabSite® modulogic ソフトウェアを通じて設定されます。
インストロンの試験フレームと治具類には、次のような特長があります。
- 広範囲な試験片と荷重に対応できる柔軟なフレーム構成
- アクチュエータの機械式または自動式の位置合わせとクランプ
- Hydropulsリニアまたは回転シリンダーとの容易な接続
- 高剛性設計による供試体への最適な荷重制御
- お客様特有の必要条件に改造可能