曲げ試験の結果は、あらゆる材料のキャラクタライゼーションプロセスにおいて重要な要素となります。なぜなら、実世界の条件下で対象材料がどのような挙動を示すかと言う情報を提供するためです。特に、航空宇宙、自動車及びエネルギー用途によく使用される複合材料に関しては、対象材料がどの程度の曲げ能力を有し、またどのようにその強度を維持するのかを理解することは極めて重要です。
ISO 14125は、3点曲げ試験あるいは4点曲げ試験による繊維強化複合材の曲げ特性の測定手順を説明しています。インストロンの3点曲げ用取付け具は、オプションの4点曲げ負荷ヘッドを有しており、この2種類の試験方法の切り替えが容易になるようにしています。インストロンはこの用途に対して、引張試験、せん断試験、圧縮試験などその他一般の複合材の試験用途とともに容易に組み合わせることができる3300万能試験装置あるいは5900万能試験装置のいずれかを推奨します。