引張接着強さおよび引張付着強さは、修復歯科学において付着材料の性能を測定するための重要なパラメータです。これら特殊なタイプの試験では、臨床的挙動を予想することはできませんが、管理されたラボ環境において科学者および研究者が材料を理解する一助となります。

引張付着強さの機械試験を成功させるためには、試験片の取付け時および試験の進行にともなう試験片のアライメントが非常に重要です。

インストロンの歯科用材料に関する引張接着用取付け具は、5900あるいは3300電気機械式試験機あるいはElectroPuls™ダイナミック試験機のいずれにも取付けることが可能です。この取付け具には、負荷時に試験片にかかる不均一な応力分布を避けるために必要な機能が含まれています。試験片の準備に用いる付属品は、試験の段取り時における材料の正しいアライメントを確実に行う一助となります。

この要求事項を充分に理解するためには、インストロンはISO TS 11405を検討することを推奨します。