繊維強化プラスチック材料は、かつてないほど人気のあるエンジニアリング材料となっているため、複合特性の試験を行って比較することは重要です。複合材料は従来のエンジニアリング材料とは異なる面で機能を発揮し、また損傷に耐えるため、その性能を評価する適切な方法が必要です。航空宇宙関連企業の中には、サプライヤ向けに自社独自の規格を開発して、それに基づいて試験を行い、適合させるようにしている会社もあります。インストロンは、BSS 7260およびAITM-0010に適合する衝撃後圧縮用取付け具を提供しています。
試験片としては、すでに衝撃力を与えた複合材料の長方形のサンプルを用います。衝撃試験に関する詳細に関しては、CEAST9350に関する試験ソリューションおよび製品ノートをご覧いただくか、あるいは複合材料試験ソリューションのページから検索して下さい。衝撃を与えた後の試験片は、衝撃後試験用取付け具に設置され、圧縮荷重がかけられます。試験片が破壊する荷重を非衝撃時の圧縮強度と比較することにより、試験片の残留強度を決定することができます。
インストロンでは、ASTM、ISO、エアバス、ボーイング規格および国家規格を含む多数の複合材料の規格にどれもが適合するCEAST衝撃試験機、インストロン3300および5900電気機械式試験機、および多数の取付け具を含む完全な複合材料試験ソリューションを提供することができます。
複合材料および衝撃後圧縮用取付け具に関するさらに詳細な内容については、お客様の近くの営業所にお問い合わせ下さい。