樹脂および樹脂マトリクス複合材は、強度が高く、軽量で耐食性も高く、正確な寸法の材料を提供します。この材料は設計上の柔軟性と高い絶縁耐力も有しており、工具費用も通常低減されます。非常に大きい対重量比強度と設計上の柔軟性により、この材料は海事用品への利用には理想的です。

この材料は、レジャー用ボートの船体および競技用ボート、サーフボードのような常に水と接触している製品に幅広く使用されています。このような製品のメーカーは、高い衝撃抵抗力を有する材料を必要としています。

メーカーにとっての関心事としては、製品の外部に対する損傷のみならず、衝撃時に受ける材料の内層に生じる可能性のある損傷があります。樹脂または樹脂マトリクス複合材の衝撃特性を調査する最良の方法は、完全な計装化衝撃試験を実施することです。この種の試験からデータを収集することにより、衝撃エネルギーを変化させた際に全ての材料の層がどのように反応するかを調査することができます。

この試験は、通常はASTM D3763またはISO 6603-2に従って実施されます。この用途に関する要求事項を満足するため、インストロンは、適切な試験片クランプセット、リバウンド防止装置、複数クロスヘッド、計装化ドロップハンマー、ドロップハンマーインサート、DASソフトウェア、Visual Impactソフトウェアが装備された当社のCEAST 9350シリーズを推奨します。材料は使用される温度によって衝撃時に異なった反応をする可能性があるため、自動温度調節チェンバーを必要とする可能性もあります。

この試験構成に用いられた機器に関するさらに詳細については、下記のリンク先から資料を入手して参照ください。

続きを読む ...