クラッチ耐久性試験

クラッチ・システムは、エンジンとトランスミッションの接続部分として、過酷な環境下で高い動的荷重に曝されます。クラッチは、迅速かつ確実に、エンジンの動力をトランスミッションに伝達または分離するだけでなく、ドライブトレインにおけるねじり振動を減衰させるとともに、車両の滑らかな発進を確保しなければなりません。トランスミッションの新しい設計では、クラッチ性能に対する要求と要求耐用年数がいっそう高まっており、クラッチシステムの継続的な開発とキーコンポーネントの試験が必要になっています。

インストロンの動的クラッチ試験リグを用いることにより、回転しているクラッチに対して、2軸ねじり試験が静的トルク入力と高い動的トルク入力の両方で実施可能です。この試験リグにより、クラッチ部品の耐久性試験と性能評価試験を実施することができます。熱的負荷を導入することにより、クラッチ部品のライフサイクル全体について、再現試験を行うことができます。