自動車の研究開発を行う上で常温とともに使用される作動時の温度下において、材料がどのような機械的性質を示すかを知ることは重要です。 多くのOEM製品には全ての部品が達成しなければならない、独自の温度要求があります。例えば、-30℃から80℃までというようなものです 。さらにエンジンとトランスミッション部品は非常に熱くなります。材料の性能を測定する上で、試験中に要求された温度にさらすことは非常に重要です。
高温での材料性能を測定する上で、試験片材料の温度を必要温度において注意深く制御することが重要です。
インストロンの3119-600シリーズ環境槽(恒温槽)は、-150℃から600℃(300℃)までの温度を制御することができ、エンジン周辺に使われる材料に適しています。オプションのスライドローラー式ブラケットにより、試験空間に恒温槽を容易に出し入れできるので、常温と常温以外の試験を迅速に対応できます。 均熱時間は、Bluehill® Universal ソフトウェアにより設定でき、均熱後に自動で試験を開始します。さらに TestProfiler ソフトウェアを使うことにより、試験中において異なる荷重条件や異なる温度を設定することができます。
恒温槽内で試験を実施する場合、従来のクリップ式伸び計でプラスチックの弾性率を取るのは問題があります。試験中に伸び計を取り外さなければならないときに恒温槽の扉が開放しなければなりません。これにより、外部の空気がチェンバー内に入って、試験中に槽内の温度変動が生じてしまいます。
高性能ビデオ伸び計(AVE 2)は3119-600シリーズの恒温槽の前面にある光学的に優れた品質のガラスを通しても、動作するように設計されています。AVE 2は非接触式ビデオ伸び計であり、破断までひずみ測定が可能です。試験中に恒温槽の扉を開放する必要がないので、オペレータの安全性を向上するとともに試験終了まで正確なひずみ測定が可能です。.
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