歯茎との接触や骨との融合を向上するために、インプラントの形状と使用材料が継続的に研究されています。そのため、色々なメーカーによって設計されている歯科インプラントは、メーカーごとに多くの違いが生じています。さらに、インプラントのサイズと形状は、その用途および口腔のどの部分に移植されるかによって異なります。そのため、材料やデザインを試験して比較することは、1つの大きな課題になります。
様々なサイズや形状を持つ角度のついた歯科用インプラントは、インストロンの歯科用角度可変治具にセットして試験することを推奨します。この治具はインプラントを過剰に拘束することなく、またロードセルや試験機を損傷するような大きな横方向荷重を生じることなくセットできます。腐食疲労が生じる可能性がある場合、角度を持つインプラントでも、まっすぐなインプラントと同様に溶液環境において試験することができます。温度を37℃に保ちながら、生理食塩水または他の生理的溶液において試験できる液槽に、治具をセットすることができます。