曲げ
曲げ試験は、木材と加工製品の強度と変形特性を決定する、迅速で簡単な方法です。この試験は、特に用途に強い関連性を持っています。なぜなら、木材はしばしば、曲げに対する抵抗力が重要である、梁の形で使われるからです。様々な試験片サイズや強度に対応できる、色々な治具が用意されています。全ての治具にオプションとして、ゆがんだ試験片に適応するために、連結可能な色々な支持ローラーを備え付けることができます。様々な治具があり、天然木材だけでなく、MDF や繊維板の試験に対しても理想的です。
操作原理
2820-04xシリーズの曲げ治具は、一般的な国際規格に従った、広範な木材や加工品の静的な曲げ/たわみ試験用に設計されています。シンプルな機械的取付け機構であり、ベース梁が試験機に装着されます。ベース梁は使用中でなければ、容易に取り外すことができます。様々な支持アンビルと4点交換キットがオプションとして用意され、広範な規格に適合するように治具を配置できます。
必要なサイズの試験片が、ベース梁に取り付けられた2つのアンビルにより支持されます。力は支持ローラー間の中央(3点曲げ)または2点(4点曲げ)に負荷されます。オプションのたわみ測定ヨークと適合した伸び計を使用して、試験片のたわみ量を測定できます。
適用範囲
- MDF と繊維板を含む、広範な木材および加工品の試験片について、常温における静的曲げ試験に適用できます。
- 適切なオプションのアンビル・セット/4点曲げ交換キット、および/または、たわみ計を用いれば、下記の規格に適合します。
- JIS A5905, JIS A5906, JIS A5908, JAS 112, JAS 601,
- BS 373, BS 5669,
- EN 310, EN 789,
- ISO 3133,
- ASTM D 1037, ASTM D 3037, ASTM D 143
- 負荷タイプ:静的曲げ、高サイクル動的な疲労試験には適しません。
- 試験片形状:長方形