せん断
2820-060木材用せん断治具は、木材や木材の接着結合のせん断強度特性を、圧縮負荷により試験するために設計されています。治具は、スライド型の自己アラインメント可能なアンビルが取り付けられた、高強度鋼構造から成っています。これを用いて、圧縮負荷をかけて試験片をせん断します。シャーラインはシムを使うことにより、0.0mm、2.0mm、または3.0mmにセットすることができます。シムには、適応可能な規格が明瞭に彫り込まれており、容易に迅速な交換が可能です。治具は、簡単なクレビス・ピン結合により試験システムに装着でき、迅速かつ容易にセットおよび取り外しができます。
操作原理
治具は、2つの主要な部品から構成されています。自己アラインメント可能なアンビルを備えたスライド型せん断刃が、治具構造内で保持されている試験片に接します。せん断刃は、圧縮により下方に動き、試験片にせん断力を負荷します。自己アラインメント可能なアンビルによって、負荷荷重は横方向に均一に分布します。自己アラインメント可能な押しつけ板を備えた、ねじ式の試験片クランプが、試験片を試験過程で確実に保持します。治具に挿入されるシムにより、準拠する規格に従って、シャーラインに沿ったクリアランスを調節することができます。0.0mm、2.0mm、および3.0mmのクリアランスが可能です。
適用範囲
- 広範な木材および加工品の試験片、および接着接合材について、常温における静的せん断試験に適用できます。
- 下記の規格に適合します。
- ASTM D 143-94, ASTM D 905-98,
- ISO 6238 2001,
- JIS K 6802-1973, JIS Z 2117-1977,
- BS 373: 1957
- JAS 601-1974
- 負荷タイプ:静的せん断(圧縮により)
- 高サイクル動的な疲労試験には適しません。
- 試験片形状:長方形
アクセサリー
品名 | Capacity | Specimen Length | Cat # |
---|---|---|---|
Shear Fixture for Wood | 50 kN 11,250 lbf | 63 (Typical) mm 2.5 (Typical) in | 2820-060 |