脊椎インプラントの試験

課題

Spinal Implant Testing

脊椎構造においては、致命的な損傷よりも疲労損傷の方がより一般的なので、その寿命試験は重要です。患者の日常活動の中や脊椎構造は生体内などで、致命的な損傷に繋がる可能性のある高い荷重にさらされます。従って、サイクル試験が実施され、疲労損傷が生じるサイクル数を評価する必要があります。荷重は、通常、定荷重振幅制御条件の正弦波形により、500万サイクル以上負荷されます。単純な静的試験も脊椎破断を生じる荷重を評価するために実施されます。

インストロンのソリューション

Spinal Implant Testing

インストロンのリニア/トーション二軸ElectroPuls™システムは1台の試験機でASTM F1717-12規格に準拠して、静的および動的試験を完結できるので推奨されます。このシステムには、脊椎専用治具を容易に装着でき、生体内試験に対しては、オプションとして生理食塩水槽(バイオバス )を試験機ベースに装着できます。この液槽を使う場合、ロードセルは上部のアクチュエータに装着されます。ロードセルはインストロンの特許であるDynacell 技術によって、慣性エラー補正が成されるように設計されています。また、同様にインストロンの特許である剛性に基づいた変換アルゴリズムにより、非直線的な試験片についても高精度な波形を確保できます。