課題

耐久性試験においては動的負荷条件下で、重要なフィードバック信号をコントローラに伝送できる広範囲のトランスデューサが必要です。安全上重要な部品としてセンサ類は通常動作の中で生じる繰り返し荷重に耐えられるよう疲労試験仕様である必要があります。試験結果の信頼性を保証するには、トランスデューサの全測定範囲における校正が認定され、再現性および安定性が確保されていなければなりません。負荷される荷重が高くなり、作動条件が拡大するような試験アプリケーションに対応するため、トランスデューサについて特殊な設計が必要になります。

インストロンのソリューション

試験アプリケーションの各々の要求に対応するため、インストロンは広範囲のトランスデューサを設計し製作しています。静的および動的荷重や、トルク、変位、圧力、ひずみ、加速度、温度測定のためのセンサ類を用意しています。全てのインストロンのトランスデューサは、制御信号用センサとして、また試験結果のデータ収集用として適しています。インストロンは、認定された校正研究所を所有しており、ロードセルについて、国際規格に準拠するトレーサビリティのある校正を、現場で実施することができます。

ロードセル

インストロンの高精度ロードセルは、静的と動的な引張および圧縮力を測定するのに用いられます。これらの力は、通常、荷重ユニットにより生成され、供試体に伝達されます。ロードセルは、測定用アンプとともに使われ、材料や部品の試験のみならず、力が変動する耐振動性試験に対して、高精度な測定システムを構築します。様々な寸法があり、各々の荷重ユニットに対応して、選択することができます。

トルク用トランスデューサ

トルク用トランスデューサPM-Tは、測定用アンプと併せて使うことにより、Hydropuls®ロータリーアクチュエータにおいてトルクを測定することができます。トルク用トランスデューサPM-Tでは、機械的トルクが電気抵抗変化に変換されます。測定用アンプはこの抵抗変化を電圧に変換します。

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