課題

車両に関する新技術の出現と継続的な開発に伴い、使用部品について一貫した品質管理が求められています。このような状況の中で、構造部品に関してもっと対象を絞った検査を実施して、開発のできるだけ早い段階で、アクスル部品の耐用年数に関する情報を得ることが必要です。製品発表の条件として、部品および組立品の寿命について検証されていなければなりません。

インストロンのアクスル試験システムにより、道路条件をラボに持ちこむことができ、以下の条件を再現します。

  • 走行中にアクスルに負荷される応力
  • アクスルに負荷される駆動トルクおよび制動トルク
  • ステアリングの変位とトルク
  • オプションとして、腐食や環境による効果

インストロンのソリューション

アクスル試験装置は、車両が多様な路面を走行するときに、アクスルの各要素に負荷される様々な荷重を、ラボ試験で再現するのに用いられます。この試験装置は、コーナリング操縦の際に負荷される長手方向および横方向の荷重、荒れた路面から生じる垂直方向の荷重、および制動・ステアリング・キャンバーによるモーメントをアクスルに導入することができます。インストロンでは、乗用車・バン・トラック・バスのアクスルを、6 DOF(自由度)で試験できるモデルを用意しています。