ロードシュミレーション・システム

課題

road sim

自動車の信頼性や、性能、乗り心地に対する期待がいっそう高まる中で、広汎な条件における完成車の試験の必要性も高まっています。テストコースにおける試験では実際のデータが得られるのに対し、ラボ試験では、評価プロセスを加速し、標準化された様々な試験を、決められた試験条件下で実施することが必要になります。一般的には、ラボ試験には耐久性サイクル試験、性能ベンチマーク収集試験、NVH測定および乗り心地解析があります。温度や湿度、日射等の環境条件も性能に影響を与えますので、自動車の評価プログラムの中で考慮される必要があります。

インストロンのソリューション

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インストロンのロードシミュレータは、広範囲の路面条件のタイヤカップリングによるシミュレーションを、ラボ環境で実施することができます。このシステムは、耐久試験に対しては、ホイールパンの高加速度および高速度条件を可能にするとともに、NVH測定と乗り心地解析に対しては各種波形の加振信号を作成して入力することができます。このシステムは、異なるタイヤサイズを持つ、乗用車、小型トラック、大型車両に対して、様々な種類のホイールパンによって試験を実施する事が可能です。ホイールベースとトレッドの調整は、自動化されているとともに、システムは、全範囲の環境条件を再現できるよう、恒温室内に設置することができます。インストロンのロードシミュレータは、完成車の評価試験を加速するため、欠くことのできない開発ツールです。

 

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